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第3条  <13 頁>

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石元泰博
「桂離宮 松葉型襖引手(楽器の間)」 

1 9 5 3 - 5 4
24.5 × 19 ㎝
高知県立美術館所蔵
© 高知県, 石元泰博フォト

センターアメリカで生まれ育ち、第二次世界大戦中の日本人収容所収容経験を持つ石元泰博は、戦後、繊細かつ大胆なモダニスト写真家として高い評価を得る。本作のテーマである桂離宮は、京都にある皇室関連の建築物として世界的に知られている。ニューヨーク近代美術館の桂離宮視察に同行し「桂」シリーズの撮影を開始した石元は、それまでの日本における[情緒的建築写真]とは一線を画した[意匠的建築写真]を確立した。

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